不妊でお悩みの方が婦人科や不妊外来に行って 「なぜ妊娠しないのか？」を検査して治療していくことは大事なことで、多くの方がまずはそうされると思います。

近年の不妊治療技術は進歩し、当時子宝に恵まれず諦めた方たちも今の技術があれば授かっていた方も多いと思います。しかし、不妊治療の技術は進んでいるのに不妊でお悩みのご夫婦の数はますます増えている一方で、今や子供を望むご夫婦の7組に1組が不妊で悩んでいるといわれています。　　　　　　

特に、人工授精、体外受精、顕微授精を行っているけれども妊娠しない方の悩みは深刻です。もともと、これらの治療が成功する確率は、人工授精で５～１５％、体外受精で１５～２５％、 顕微授精ですら２０～２５％と低いものです。なぜ、低いか・・・。回を重ねるごとに良質の卵子が育たなくなるからです。

その原因は、排卵を促すための排卵誘発剤を使って、無理に卵子を育てようとするからです。 身体に負担がかかって良質の卵子が育たなくなっています。また、生活習慣や食生活の変化や乱れ、環境ホルモン、ストレスなども不妊の原因に影響していると思われます。